2010年版ガイドラインの心肺蘇生法

毎月、早稲田大学で行っている
セールスフォース・マネジメント研究会は
本来は
マーケティングの研究会ですが

昨夜は
「あなたも心臓マッサージの達人になろう!」
というテーマで
2010年版ガイドラインによる最新バージョンの心肺蘇生法について
実技を中心に発表させていただきました。




参加された皆様が「絶対に助けるぞ!」という
思いを込めて心臓マッサージをされていて
感激しました。










JUGEMテーマ:教育 

心臓マッサージ


海水浴を予定していた『夢と遊びの学校』ですが
あいにくの天候のため中止し室内での活動となりました。

そこで
心臓マッサージの講習を行ないました。


まず、人体絵本を紐解き
私たちの体の内部がどのようになっているのかを確認





心臓の位置を確かめ
その上に肺があり
さらに、その上に胸骨があることを理解してもらいました。




乳首を結んだ線の真ん中に手の付け根を置き
上からまっすぐに体重をかけることで心臓マッサージをします。





1分間に約100回のリズムで行ないます。


(小学1年生も、とてもじょうずにできました。)


大人が大人に行なう場合、大人が子供に行なう場合、大人が、赤ちゃんに行なう場合
子供が大人に行なう場合、子供が子供に行なう場合、子供が赤ちゃんに行なう場合

それぞれの場合に、どのような圧を、どのようにかけるのか?
ということも、しっかりと学んでもらいました。

特に、1秒でも早く開始することで
蘇生率が高くなることを、よ〜く理解してもらいました。




JUGEMテーマ:教育 

プールでの教育



今日の『夢と遊びの学校』は
高洲三小のプールをお借りして
水泳の基礎を楽しく学んでもらいました。

       ペットボトルを遠くへ投げる練習

         棒を差しだしての救助法


特に、水難事故を防ぐためのノウハウや
溺者を発見した時に子供にできること
してはいけないことについて学んでもらいました。

1)泳いで助けてはいけない

2)大声で、おとなに知らせる

3)棒、ロープ、ペットボトル
  鞄などを使って陸上から救助する


      忍者のようにロープを伝って進む練習


        水中で、ハ〜イ、ポーズ!


JUGEMテーマ:教育 

人間としての常識技術


私たちの中で、どれだけの人が

万一の場合にも、生命を救助する能力を
身につけているでしょうか??


呼吸や心拍が停止した場合に、1秒を無駄にしないで
人工呼吸や心臓マッサージを開始できるのか、どうか?

それが、蘇生できるかどうかの分かれ目ですよネ。




最新の心肺蘇生マニュアルでは
人工呼吸をしない場合でも
蘇生率は低くないことが証明されています。




従って、心臓マッサージを
行なうことができれば、十分なのです。




どんな場合にもAEDが万能な機器と
勘違いしている人も、世の中にはたくさんいます。


もっと、わかりやすく言えば、AEDが有効なのは
心臓が細かく痙攣している時だけなのです。


その痙攣を止めるためのもの、更に言えば・・
心臓を停止させる機械が、AEDなのです。




もちろん、ある一定の条件の場合には
とても重要な機械ですので、ぜひとも使い方を
みんなでマスターしたいものですね。


JUGEMテーマ:2011 地震(東日本大震災) 

救急法のこと


あなたは、家族や大切な人がケガをしたり
生命を失いそうな時に応急手当ができますか?

止血法、心肺蘇生法、AEDの使用法
骨折やケガの手当など、全般にわたり
自信を持ってできることが大切ですよね。




JUGEMテーマ:救急救命士

災害に備えて心肺蘇生法を覚えましょう!

 
災害が起きた時に、あなたは自分で

友人や自分の家族の命を救うことが、できますか??




いざという時に備えて、全ての人が
心肺蘇生法をしっかり学ぶ必要があると思います。


私は、これまでに
人工呼吸や心臓マッサージを何度か行ないました。

最近では、2008年に行ない
止まっていた心臓を蘇生させたことがあります。



<2008年の人命救助>

1995年の3月20日に『地下鉄サリン事件』が起きました。

 
いつも京葉線に乗り、八丁堀駅で日比谷線に乗り換えて
秋葉原まで通勤する私の妻も
あわや、あの惨事の犠牲になるところでした。

たまたま京葉線の車内で気分が悪くなって
少し手前の新浦安駅ホームで
しばらく休んでいたため、被害に遇わずにすみました。

 
そういう訳でしたので
2008年3月19日の深夜

早稲田大学からの帰り道・・・

地下鉄日比谷線の築地駅まで行き
事務室の中に用意された祭壇にお参りしました。
 

そして、八丁堀駅の京葉線ホームで電車を待っていたところ
10m程先で、電車を待っていた男性(55才)が
突然、仰向けにバタンと倒れました。

3月20日午前0時04分でした。

 
そばにいた女性がマウス・ツー・マウス用のフィルター
(マウスシール)をバッから取り出し、男性の口に乗せました。

「どうしました?」

と肩を叩いて意識の有無を確認し始めたので

これは緊急事態と判断し、飛んで行きました。


脈を診たところ、ありませんでした。
瞳孔も散大していました。
 
「私は保健師です」というその女性が心臓マッサージを始めたので

「心臓マッサージは私がしますので、人工呼吸をお願いします。」

と伝え、すぐに私が得意の心臓マッサージを行ないました。

 
すると別の40才くらいの男性が
上手に人工呼吸をやってくれました。


保健師の彼女は、手際よく
119番通報とAEDを持ってくるよう
周りの2人に指差し、依頼しました。
 

心肺蘇生法を開始してから
わずか1分経つか、経たない内に

男性の目のあたりに表情が出たので
心肺蘇生法を中止して、脈と呼吸を確認すると

かすかに弱いながらも心臓が動き出し
自発呼吸も始まりました。

少しして意識も回復しました。


みるみるうちに鼓動が
強く、しっかり打ち出しました。

 
間もなく、そこへ救急隊が到着し
男性は聖路加病院へと搬送されました。

 
1秒を争って心肺蘇生法を開始すれば
早ければ早いほど蘇生確率が高いことは分かっていましたが

心臓が止まっていたにも関わらず
あんなに速やかに蘇生させることが出来て、驚きました。
 

女性は、T・Fさんという警察庁に勤務する保健師さんで

1週間ほど前、日赤で久しぶりに
心肺蘇生法の再講習を受けて来たばかりだったそうです。

 
もう一人の人工呼吸をした男性は
名も告げず、いつの間にか帰宅されましたが

しっかり救命法の技術を持った3名が
偶然に居合わせたことも、とっても不思議なことです。

 
もしかすると、地下鉄サリン事件で犠牲になられた方々の御霊が
あの場所へ私たち3名を呼び寄せたのかも知れません。





救急法の勉強

JUGEMテーマ:教育

台風14号がやってくるため
今日の午前中、『夢と遊びの学校』は
室内での活動にしました。


・ケガをした時、どうするか?

・ヤケドをした時、どうするか?

・呼吸もなさそうで
 心臓も止まっていそうな時には、どうするか?

というテーマで
救急法の勉強をしてもらいました。





心臓マッサージの練習も、2回目になるので
みんな手慣れたものでした。





ガイドライン2010に沿って指導しました。





AEDの使い方についても理解してもらいました







 

全国鉱山大会の思い出から

 
チリのサンホセ鉱山で
落盤事故に遭った33名が
全員無事に救出されて、良かったですね。




私が大学生2年生の時に
日本赤十字社救急法指導員に合格しました。

大学へ通うよりも、ず〜っと多い頻度で
救急法講習会で指導するため、日赤東京都支部へ通い

救急法の普及活動に励んでいました。




その頃は、まだ日本にもたくさんの鉱山がありました。

痛ましい落盤事故に遭い
尊い人命が失われることが多々あったため

全国の各鉱山には、それぞれ
専門の救護・救出部隊が置かれていました。


そして、年に一度、全国の鉱山から精鋭部隊が集まり
東京都内で、全国鉱山大会が開催されていました。

救護・救出の技を競う競技会です。


私も、何度か、その大会で
審査員を務めたことがあります。


危険な状況下での救護・救出活動を想定しているので
どの鉱山の部隊も、それはテキパキとスピーディーな
動きをしていました。


その時代に考えられていた救出プランから見ると
今回のチリでの救出プロセスは、著しい進歩を遂げ

様々な専門家のノウハウが結集されていて
本当に素晴らしいものだと思います。


世界中のどんな職場からも
痛ましい事故がなくなることを祈るばかりです。



溺れた人を救助する方法

 
溺れた人を発見したら・・
あなたは、どうしますか?!

泳いで救助に行って
自分が溺れてしまい命を落とす
という事故が毎年、多発しています。

「ライフセーバーの資格のない人は
 絶対に泳いで助けてはいけない」

これが、鉄則ですよね。


では、具体的にどうするのか??



まず、大声で周りの人に知らせます。

次に、陸上や船の上から
物を使って助けることを考えます。

そして、できるだけ多くの人と
力を合わせて助けることが大切ですよね。


今夜のスイムランド・スイミングスクール

 
毎週金曜日の夜
都内のプールで行っている水泳教室

当初は、ウィークエンド・スイミングクラブ
という名称で土曜日の夜にスタートしました。

安全に、楽しく・・

生涯スポーツとして、水泳を
ライフスタイルに組込んでもらうことを
意図して、続けて来ました。


今日も、生徒の皆さんの希望を聞き
体力や技術に合わせて

無理ない範囲で
水泳を楽しんでもらいました。

もちろん、その時にしか
身につけることができない体力を
つけるメニューもこなしましたが・・・


溺れた人に飛びつかれた場合
どうしたらいいのか?

泳いで助けに行き
溺れた人を岸まで運ぶのは
いかに大変なことなのか・・

1秒を無駄にせず
人工呼吸を始めるために

水中では、どのように
マウス・ツー・マウスを行うのか?

様々なテーマで
人命を守ることに関して
みなさんに勉強してもらいました。


必ず将来、優れた指導者に
社会のリーダーになることと思います。


プールからあがり
ディブリーフィーングを終えた後

人工呼吸と心臓マッサージの実技を
練習しました。




みんな、ちゃんと

蘇生の兆候が現れる
溺者の目を確認しながら

心臓マッサージをしていますネ。


お母さん達にも
体験してもらいました。


「絶対に、助ける!」

という強い信念で
1秒を無駄にせずに行えば

必ず、通じるものだと思います。