「昔、鉄道の線路だった所(筑波鉄道)が
往復80kmのサイクリングロードになっていて
とってもいいよ〜」
という話を以前から聞いていました。
ぜひとも行ってみたいと思っていたところ
11月15日(日)妻の兄に案内してもらって
妻と兄と私の3人で走りに行きました。
穏やかな冬の日に
紅葉が始まった雄大な筑波山を眺めながら
なかなか快適なポタリングでした。
♪筑波鉄道
筑波鉄道は、常磐線の土浦駅と水戸線の岩瀬駅を結んでいましたが
1987年3月31日に廃止されました。
ちょうど国鉄が廃止されたのと同じ日だったそうです。
土浦駅の近くに車を置いて、自転車を組み
午前11時にスタートしました。
♪藤沢休憩所で最初のトイレ休憩
かつて駅だった所が休憩所になっていて
ちゃんとベンチやトイレが設置されています。
なかなか、このような自転車道はありません。
旧常陸藤沢駅跡と旧田土部駅跡間の直線区間には
白い筒形の柱が立っています。
「なんだろう?」と話題になりました。
調べてみたところ・・・
これは国土地理院の精密距離比較基線場で
測量に用いる機器の精度を確認するものだそうです。
GPSを利用して正確な距離を測り出すためのものなんですネ。
しばらく走ると、小田城跡がありました。
鎌倉時代から戦国時代まで、この地に勢力を張った
小田氏の城跡です。
ここに遺跡が発掘されたため、サイクリングロードは
左に迂回していますが、かつての鉄道は
遺跡を貫いて走っていたそうです。
迂回路の隣を流れる小川が陽射しを浴びて
キラキラと輝いていました。
♪筑波駅跡
筑波駅の跡に到着しました。
ここは、コースのちょうど半分に位置しています。
やや長めの休憩を取り、補給食を食べました。
昔、ここが筑波山へ登るための拠点でした。
筑波山には2つの山頂がありますが
左側が男体山、右側が女体山で標高は877mです。
13時、真壁駅跡に到着。
この辺りは、その昔
宿場町として栄えた所で、石と蔵の町として有名な所です。
ここで市内を散策することにしました。
ちょうど、地元の商工会が主催するお祭りをやっていました。
お腹がすいていた私たちは
地元で採れた"じねんじょ"と新米を炊いたご飯
「とろろご飯」を食べました。200円でした。
さらに地元の薬味たっぷりの「うどん」が100円。
お腹いっぱいになり、再スタートです。
この辺りからは、風が追い風になって来ました。
一部、バイパスの歩道を走る場所があり
知らないと「サイクリングロードがなくなった!」
と慌ててしまいそうです。
この辺りは、やや路面の状態が悪いので
心配していたところ・・・
雨引駅を過ぎ、しばらく走った所で
私の自転車の後輪がパンクしましたので
スペアタイヤに交換しました。
今回は、うかつにも
耐パンク性能が高い練習用のタイヤでなく
決戦用のタイヤを履いていました。
14時、ついに岩瀬駅に到着。
復路、今度は妻の自転車の後輪がパンク!
もうスペアタイヤは、なくなりました。
太陽が西に回り、だんだん高度を下げています。
夕日が輝く中を「日没までに戻りたい」と思いつつ
向かい風に負けずに、先頭交代を繰り返しながら
走り続けました。
妻が着ているシステムUのウエアは、何故か?
犬に追いかけられやすいウエアで
これまでも、何度も犬に追いかけられました。
たぶん黄色と黒の縞模様が
動物の闘争本能を刺激するのでしょう。
今日も、およそ1kmにわたり、犬が息を弾ませて
追いかけて来ました。
夕方17時少し前
闇に包まれる前にゴール!
近くにあるスーパー銭湯の露天風呂に浸かり
ゆっくり疲れを癒してから帰路に着きました。
本日の走行距離:84km
本日の走行時間:4時間33分
平均速度:18.4km/h
最高速度:32.4km/h