「羽田ビーチクラブ」では
大田区の海に住む
カサゴやカワハギ、ハゼ、穴子などの魚や
エビ、貝などを水槽に入れ
子供たちに
実際に触ってもらいました。
大工さんの棟梁/廣川さんが
代表を務める「まち丼」では
子供たちに、木と触れ合う空間を
提供していました。
社内の人材開発グループに
環境マネジメント課を持つ「ワタミ」では
千葉県にある『ワタミの森』の間伐材で
ペンダント作りコーナーを設けていました。
また、その間伐材で作った『マイ箸』利用による
"割り箸削減"の提案を行っていました。
日本では、1年間に
約231億膳の割り箸が使われています。
一人当たりにすると、毎年
約180本の割り箸を使い捨てている計算になります。
(2007年林野庁、日本割箸輸入協会資料より推計)
1960年頃までは、約40数億膳でしたので
この50年ほどの間に、何と5倍に増えました。
高度成長期前までは
森林育成のために間伐した木材や
家屋・家具などの生産で余った端材を
割り箸にしていました。
戦後の高度経済成長とともに消費量が急増して
さらなるコスト削減や経費削減の追求などによって
次第に国産物から、より安価な輸入物へと移ってきました。
現在、日本国内で消費される割り箸の
約97〜98%が輸入物です。
その輸入割り箸の内
約98%は中国からのものです。
(その他、ベトナム、ロシア、チリ、タイ、インドネシア、
台湾など、広く東南アジアや南米などから輸入しています)
最近では、中国での無計画な伐採
=山を丸ごと刈る皆伐によって
環境破壊や洪水などの災害を引き起こしてきました。
そのため中国国内の木材伐採は
現在、禁止されています。
ところが
日本の大量消費・大量廃棄が
依然として変わらないため
最近中国で加工される割り箸の大半は
中国の森林を使わずに
さらにその先のロシアや
蒙古の原生林などを切り倒して
加工し、日本へ輸出され始めています。
問題は
森林育成を考慮した間伐材や
端材を利用した割り箸とは異なり
これらの国々では、伐採した後に
植林が適切に行われないことが多いため
営利目的に山を丸裸に皆伐して
次々に山を伐採して行くので
どんどん森林破壊が進んでしまい
その結果として
災害にも繋がって行くことにあります。
私たちが日本で
割り箸を使い続けることは
イコール、地球や未来の世代に
多大な負債を残していくことになるのです。
私も『ワタミの森』の間伐材で作った
『マイ箸』を購入しました。
写真のように、箸先には細かな凹凸があり
料理が滑らないように工夫してありました。
予想を超えた・・優れものでした。
ほかにも校内では
ソーラークッキング体験や太陽光発電
風力発電など、エコライフについて
様々な展示が行われました。
その中でも、一番わかりやすかったのが
新旧の電球による電力消費量の違いでした。
従来の白熱電球が57.4ワット
電球型蛍光灯が13ワット
LED電球が6ワット
この数字には、説得力がありますね。