2016.10.27 Thursday
矛盾
東日本大震災の時に
児童を全員校庭に集めて
すぐに
津波から避難させなかった
(その後に、やや高い所には避難させた)
学校と教職員に対する
亡くなった小学生の親からの裁判に関して
判決が降りました。
原告の勝訴でした。
『前例に倣う』という風土が
多くの尊い人命を失わせたということです。
私の住む
千葉市美浜区でも
まずは校庭に児童を集めて
点呼を取り
迎えに来た保護者に
子供を引き渡すという
防災訓練が行われて来ました。
私が携わる小学校では
それをやめて欲しい
どうしても
子供たちを集めて点呼を取るなら
津波の危険がある校庭ではなく
屋上か
せめて3階に集めて欲しい
との申し入れを
何年も前に
校長にしました。
いったんは
そのような方向に動いたのですが
しかしながら
保守的な校長に変わって
東日本大震災の時には
残念ながら元に戻りました。
☆
校庭に避難したところ
地割れと液状化現象とで
膝まで土砂に沈んだ子供たちもいたようです。
☆
さぞ、怖かったことでしょう。
☆
多くの学校では
前例を変えることには
難色が示されていることと思います。
もちろん
これは
学校だけの問題ではないですよね。
『前例に倣う』ということが
いかに無意味で
無責任なことであるかということを
この判決を受けて
私たちは
謙虚に考えることが必要だと思います。
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